ワタミは2月9日、ムロオ、三和清掃の3社で、愛知県のカーボンニュートラルの実現に向けた持続可能なまちづくりに賛同し、弁当の配送と容器のリサイクル、食品リサイクルの運搬にFCトラックを試験導入し、サプライチェーン全体の物流を脱炭素化するプロジェクトを2024年度に実施すると発表した。

＜プロジェクトイメージ＞

この取り組みは、愛知県が2050年カーボンニュートラル実現のため実施した、全国の民間企業等を対象にした脱炭素プロジェクトのアイデア募集に、ワタミ、ムロオ、三和清掃の3社が「荷主と運輸事業者の連携による物流脱炭素化プロジェクト」を提案し、2023年12月14日に開催された戦略会議で、支援すべき脱炭素プロジェクトとして選定されたことを受けて実施するもの。

弁当の配送（動脈）、使用済みの容器・調理くず等の回収等（静脈）の物流部門を脱炭素化し、サプライチェーン全体の環境に配慮するため、FCトラックを導入し、物流脱炭素化モデルスキームを構築する。あわせて、効率的な水素供給の方策についても検討していく。