ヤマト運輸/4月1日から宅急便の届出運賃等2%値上げ
2024/01/15 更新
ヤマト運輸は1月12日、2024年4月1日から宅急便の届出運賃・料金(以下、届出運賃等)を改定すると発表した。全体の改定率は約2%(サイズ、届け先などにより改定率は異なる)。また今後、外部環境変化による影響を適時適切に運賃等に反映させるため、年度ごとに見直すことを表明した。
同社は2023年4月3日に、約6年振りに届出運賃等を約10%改定した。2024年度は引き続き外部コストの上昇が見込まれるものの、現下の物価上昇に落ち着きが見られることなどを踏まえ、宅急便の運賃見直しは一部にとどめ、宅急便を利用する個人顧客への影響を最小限にしたという。
<宅急便:対象は 180サイズ、200サイズ>(例)関東→中国・四国向け(現金決済)
■宅急便・宅急便コンパクト運賃表(2024年4月1日から適用)詳細
https://yamato-hd.co.jp/news/attachment/newsrelease_20240112_1_1.pdf
通常の宅急便とはオペレーションが異なるクール宅急便の付加料金の改定と、ゴルフ宅急便の規格についても変更した。
ゴルフのキャディバッグは、宅急便140サイズ(上限)を適用していたが、宅急便サイズでの査定を廃止し、キャディバッグ規格へ変更する。
■ゴルフ宅急便(キャディバッグサイズ)運賃表(2024年4月1日から適用)詳細
https://yamato-
hd.co.jp/news/attachment/newsrelease_20240112_1_2.pdf
一方、取扱数量の約9割を占める、届出運賃等から個々の契約に準じた割引率を適用している法人顧客については、これまでの改定状況を踏まえながら引き続き、契約内容の適正化に向け協議していく。
同社はこうした取り組みを進めることで、社員や物流パートナーの労働環境の改善に繋げながら、輸配送ネットワークの維持・強化を図り、物流業界の持続的な成長と、顧客により良いサービスを提供し続ける環境を構築していくとしている。