日本GLP/ChatGPT活用した業務支援ボットを採用
2023/12/18 更新
日本GLPは12月15日、社内データベース「DATA LINK(データリンク)」とMicrosoftのAzure OpenAI Serviceを活用して構築した業務支援ボット「AIアシスタント」を開発・導入し、国内のGLPグループ全従業員約350人を対象に8月から運用を開始していると発表した。
日本GLPでは、DATA LINKによって社内データを一元管理し、運営・管理する物件ごとの管理データや入居企業情報、施設周辺データなどを社内全体で円滑に共有できるようにすることで、用地ソーシング力やリーシング力の強化、商品開発力の向上、入居企業の業績向上をサポートするソリューションの提供、新たなビジネス機会の創出に役立てている。
同データベースとChatGPTを活用して開発した「AIアシスタント」では、会議や通話の音声データに基づく議事録の自動作成、PDFファイルやWebページの要約、メール文面案の作成のほか、多言語の翻訳などが可能。全社的な業務効率化への寄与に加えて、議論を活性化させる有能なディスカッション相手としても機能している。
これらの機能は、社内チャットツールSlackのスタンプを用いて呼び出せるよう設計し、全従業員向けに運用を開始。
日本GLPでは、AIアシスタントを現時点で社内業務で運用しており、将来的には顧客からの問い合わせ対応への活用を視野に運用範囲の拡充を目指すとしている。