江崎グリコ（Glico）、キユーピー、キユーソー流通システム（KRS）、T2は、T2が開発した自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験を今年7月から開始する。

実証実験は関東・関西間の高速道路一部区間で実施する。物流業界において人手不足が懸念されるなか、将来に向けてレベル4自動運転トラックを活用するうえで、最も効果的な輸送オペレーションの構築を検討することが目的。実証にはレベル2自動運転トラックを使用する。

＜実証の輸送区間と積載物＞

今回の実証では、東京に本社があるキユーピーと大阪に本社があるGlico、それぞれが得意とするドレッシング類とポッキー等の菓子類を、関東・関西間で協力して自動運転トラックで配送する。

効率的な長距離間の自動運転トラックの検証、運行が可能となれば、一段と自動運転トラックの検証実績を積むことができ、自動運転化に向けた実装スピードの向上が見込まれる。さらにGlico、キユーピー両社の連携は、集荷までの待機時間や運行スケジュール調整の削減等にもつながる。

■実証概要
時期：2025年７月17日以降、計4回（往復）を予定
場所：関東・関西間の高速道路上の一部にて実施
＜往路＞：キユーピー五霞工場→キユーピー神戸工場間
＜復路＞：グリコマニュファクチャリングジャパン神戸工場→グリコ所沢DC間

役割：キユーピー／Glico　実証貨物の提供
KRS　ルート、運行マネジメント
T2　全体マネジメント、実証用車両の提供