SGホールディングス（HD）は2月21日、連結子会社の名糖運輸を存続会社としてC＆Fロジホールディングスを吸収合併すると発表した。

グループ再編で低温物流ソリューションの拡大に取り組む。合併は4月1日の予定。

C＆Fロジは、食品低温物流の上流から中流域を得意とする企業。一方、SGHDグループは、非食品分野での常温物流やサプライチェーンの中流から下流を主な事業領域とする。

こうした背景から、両社の相互補完性は高く、シナジー創出できると判断。2024年5月、株式公開買付けの実施を公表、7月にC＆Fロジをグループ会社化した。

また統合のプロセスでは、低温物流の需要の高まりを受け、コールドチェーンの創出が重要だと確認。

2025年4月から始まるSGHDグループの新たな中期経営計画で、低温物流ソリューション拡大に取り組むにあたり、より統合を進めた形にすることで大きなシナジー効果を狙うことになった。

なお、ヒューテックノオリンは4月1日時点では名糖運輸の傘下になるが、来春をめどに名糖運輸とガバナンスをそろえ、SGHDによる直接管理とする予定。

名糖運輸とヒューテックノオリンが持つ食品低温物流のノウハウや、低温物流を支える拠点、車両、従業員と、佐川急便をはじめとする顧客接点と提案力を組み合わせ、付加価値の高い低温物流サービス提供の早期化、最大化を目指す。

■再編の概要
合併予定日：2025年4月1日
合併形態：名糖運輸を存続会社とし、C&Fロジを吸収合併

■再編後の会社概要
会社名：名糖運輸
所在地：東京都新宿区若松町33-8