UPSジャパン、JR九州/国際宅配便サービス開始 新幹線と結び世界へ発送
2025/01/06 更新
UPSジャパンとJR九州は12月26日、国際航空ネットワークと新幹線ネットワークを結ぶ、日本発の国際宅配便サービスの提供を開始すると発表した。
<共同記者会見、左から 服部誠太郎 福岡県知事、UPSジャパン 加藤真 社長、九州旅客鉄道 古宮洋二 社長、武内和久 北九州市長>
このサービスでは、海外向け荷物をJR九州のみどりの窓口で預け、海外各地へ送れる。
預けられた荷物は、博多駅まで新幹線で輸送された後、UPSが定期貨物便を運航する北九州空港で同日のフライトに搭載され、世界各地に届けられる。
米国やアジアの主要都市へは最短で翌営業日、カナダや中南米、欧州、中東、アフリカへは最短で2営業日での配達が可能となる。
トラックから鉄道へのモーダルシフトにより、二酸化炭素排出量を約90%削減、国際輸送において、より持続可能な選択肢を提供できるほか、トラックドライバー不足の2024年問題解決にも寄与する。
なお、このサービスは、JR九州の新幹線ネットワークを活用した荷物輸送サービス「はやっ!便」を利用。2025年1月14日からJR鹿児島中央駅で提供開始し、今後、他の駅にも拡大を検討する。