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アマゾン/北海道への翌日配送開始、ANA旅客機の貨物室を活用

2024/08/06 更新

アマゾンは8月5日、航空輸送を利用した北海道への翌日配送を始めた。「Amazon」で買える700万点以上の商品を対象に、翌日配送可能な地域がこれで47都道府県すべてに広がった。

<ANA旅客機の空いた貨物スペースを活用>
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アマゾンは、ANAが羽田空港から新千歳空港へ運航する旅客機の、空いた貨物スペースを活用。1日に数便利用し、1か月に数十万個の商品を北海道へ空輸で運ぶ。

これまで北海道へはトラックとフェリーを使い、配送に数日かかっていた。空輸を利用することで、離島を除く道内では、前日の正午までに注文すると、翌日には受け取れる。

札幌市や旭川市、函館市、帯広市など一部地域では、約20万点の商品については当日配送も可能という。

<アヴァニシュ・ナライン・シング代表>20240805amazon - アマゾン/北海道への翌日配送開始、ANA旅客機の貨物室を活用

アマゾンジャパン アマゾンロジスティクスのアヴァニシュ・ナライン・シング代表は同日、サービス拡大を発表し、「北海道への初の翌日配送を実現でき、全国47都道府県の皆さんに翌日配送サービスを利用してもらえるようになったことをうれしく思う。道民だけでなく、仕事や旅行で一時的に滞在する人などにも、迅速で利便性の高いサービスを利用してもらえたら」と説明。

今回の取り組みに関し「これまで北海道で『Amazon』を利用していた顧客の単価・頻度が上がることや、まだ利用していない人が新たに『Amazon』を利用してくれることを期待している」とも語った。

アマゾンは日本国内に25か所以上のフルフィルメントセンター(物流拠点)、50か所以上のデリバリーステーション(配送拠点)を整備してきた。

配達のネットワークとしては、個人ドライバーが働く時間を選べる「Amazon Flex」、地域の個店が隙間時間に配達を担う「Amazon Hub デリバリー」、配送業者と連携する「デリバリーサービスパートナー」といったラストワンマイル施策を導入。置き配やロッカー受け取りなど、再配達削減も進めている。