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シマントと三菱食品/運賃清算を自動化するシステムを共同開発

2024/06/24 更新

物流DXソリューション等を提供するシマントと三菱食品は6月21日、荷主・物流会社間の運賃清算を自動化する画期的な業務支援システム「trucXing PMS」を開発したと発表した。

トラックから取得するGPS等の運行実績データを利用することで、荷主と物流会社双方の大幅な省力化・省人化、運賃精算の正確性向上を目指している。

使用にあたり、パートナー運送会社ごとの契約や運送車両情報をデータマネジメントプラットフォーム「simount DWH」に投入し、データベース化する。

そこに各種TMSから運行実績データを取り込むことで、様々な契約・請求パターンに対応した運賃や費用が自動計算されるという仕組みだ。

<使用イメージ>
0621simanto - シマントと三菱食品/運賃清算を自動化するシステムを共同開発

自動計算された運賃や費用は、システム画面上で利用者が最終確認し、必要に応じ修正・調整を行えるため、現場で発生する細かな金額調整にも対応できる。

2024年7月から三菱食品の全国の物流拠点でベータ版の運用を開始しており、正式版の一般向け提供開始は10月以降の予定。

多重下請け構造が一般化している物流業界では、運賃清算に関して荷主・物流元請会社・運送会社間の運行実績について、紙などアナログでやり取りされることが多く、企業間の情報連携や精算業務に大きな負荷が生じている。

物流の2024年問題を背景に、省力化・省人化が求められるなか、シマントは今後「trucXing PMS」を物流業界の新たなスタンダードにすることを目指している。