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オムロン/日本通運の浜松物流センターをDX化 リードタイム50%を実現

2024/12/02 更新

オムロン フィールドエンジニアリング(OFE)は、静岡県浜松市の「浜松物流センター」で、2024年9月より自動化施設・設備の本稼働を開始、リードタイム50%削減を実現したと発表した。

<浜松物流センター内部の様子>
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「浜松物流センター」は、日本通運が保有・運用管理する物流施設で、今回の自動化は、日本通運との共同プロジェクトだ。

OFEは、全国130か所の拠点と1200名のカスタマーエンジニアを有し、銀行のATMや、小売店舗のPOSレジ・釣銭機などのIT機器をメーカー問わず、導入から運用・保守・改善まで一括管理を提供。従業員・管理者の業務効率化に貢献している。

近年では、労働人口減少による省力化のため、自社機器の運用管理のアウトソーシングが加速。取り扱い物品の種類や点数が増え、サービス品質の維持・向上が大きな課題となっていた。この課題解決のため、保守対象機器の物流拠点・浜松物流センターにおいて倉庫運用業務の改善に取り組んだ形だ。

今回の自動化施設・設備の導入により、従来は人が実施していた入庫・検品作業、システム入力作業、出庫・仕分作業を自動化し、誰でも簡単に作業ができる環境を整備したことで、ヒューマンエラーを排除、入庫から出庫までのリードタイムを50%削減できたという。

<カメラ画像検品導入による目視確認・手入力などの自動化>
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具体的な取組として、取引先ごと・機械ごとの処理手順の違いから、作業者の目視確認や手入力に頼っていた入庫時の検品作業をOFEが導入したAI学習機能を備えたカメラ画像検品機に切り替えることで自動化。帳票のペーパーレス化と入力作業の効率化を実現している。

<ロータリーラック・ハンディ端末のシステム連携による出荷仕分業務の効率化>
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また、電動式のロータリーラック・パレットラックやハンディ端末などの設備とのシステム連携により、出荷時のヒト判断・ヒト作業による仕分工程を自動化、検品後の入出庫作業での省力化も実現したという。

オムロンは今後も、日本通運との連携により、労働力不足など社会課題に対応するため、最先端技術を積極的に導入、蓄積されたデータを最大限に活用し、顧客への提供価値のさらなる向上を目指していくとしている。