ヤマトHD/AIで農業・気候変動の課題に取り組む「サグリ」に出資
2024/08/15 更新
ヤマトホールディングス(HD)は8月8日、「KURONEKO Innovation Fund 2号(KIF 2号)」(運営者:グローバル・ブレイン)を通じて、衛星データとAI技術を活用し、農業や気候変動の課題解決に取り組むスタートアップ企業、サグリに出資を実行した。この出資は、KIF 2号の初出資案件となる。
サグリは衛星データとAI技術を活用し、農地の区画化・耕作放棄地調査、作付け調査、農地所有者と作り手・担い手のマッチングなどの農地管理ソリューションを提供している。
また、世界の農家向けに土壌分析などの営農ソリューションを提供。今後、小規模な農家が多い東南アジアなどでの事業拡大や、土壌分析による肥料削減を通じたカーボンクレジット事業の立ち上げなどが期待されている。
サグリの高い技術力により着実に企業成長を続けている点や、ヤマトグループとも関わりが深い一次産業の支援で成果を上げている点を評価し、出資を決定した。
今後ヤマトHDはサグリをポートフォリオに組み入れることで、サステナビリティ・トランスフォーメーションの実現を加速させていく方針だ。
■出資先情報
社名:サグリ
本社所在地:兵庫県丹波市氷上町常楽725-1
代表取締役CEO:坪井俊輔
事業内容:衛星データ解析および機械学習による事業創出
https://sagri.tokyo/