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JR貨物/4月の鉄道コンテナ輸送量は前年並み

2024/05/20 更新

日本貨物鉄道(JR貨物)は5月16日、4月分の輸送動向を発表した。

それによると、輸送実績はコンテナが157万8000トン(前年同月比増減なし)、車扱が63万8000トン(6.7%増)で、合計221万6000トン(1.9%増)だった。

円安により原材料・燃料価格がさらに高騰し商品値上げが進んだことを受け、個人消費が伸び悩み、荷動き全体には力強さが見られなかった。一方、月中旬以降の気温上昇に伴う飲料の需要増や長期連休前の送り込み需要等により、輸送実績は前年を上回った。

コンテナは、食料工業品が、気温上昇に伴う需要増や長期連休前の送り込み需要等により、清涼飲料水及びビール類を中心に好調な荷動きとなり、前年を上回った。また、紙・パルプは、ペーパーレス化の進展に伴う紙の需要減が続く中で、モーダルシフトの動きが一部見られたことに加え、長期連休前の前倒し出貨により増送となった。

一方、エコ関連物資は、一部顧客における処理計画変更により減送となったほか、化学薬品は、需要低迷に伴う生産減に加え、一部顧客における生産活動及び輸送終了により荷動きは低調となった。コンテナ全体では前年比増減なしとなった。

車扱は、3月に入り気温が平年より低く推移したことに伴う燃料需要の増加により灯油・ガソリンを中心に石油が荷動き好調だった。