ダイフクは4月12日、同社のマザー工場である滋賀事業所（蒲生郡日野町）で生産能力の増強、工場物流の最適化などを目的とした再編を開始すると発表した。

＜工場棟の完成イメージ　左がG棟、右がM棟＞

近年、eコマースや半導体関連を中心に設備投資が旺盛で、そうした需要に対応するため同事業所での生産量が増加。それに伴い部品や製品を保管するための外部倉庫を増やしたことで物流効率の低下が課題となっていた。

そこで同社では2028年までを目処に約330億円を投じ、同事業所の生産能力を1.4倍に拡大させるとともに、事業所内への外部倉庫の取り込みによる物流の効率化や、老朽化した設備の改修によるBCP対応などを進める。

着工は、両棟ともに2024年4月、完成はG棟が2025年中、M棟は2025年5月に完成予定。