サッポロHD/広島に新物流拠点を設置、ドライバーの負担軽減
2024/03/18 更新
サッポロホールディングス(HD)は3月15日、グループ企業であるサッポログループ物流が持続可能な物流体制の維持や構築に向け、4月1日に広島県広島市に「サッポロビール広島物流センター」を新設すると発表した。
同社は2020年頃から全国の配送において150km圏内を上限とする物流拠点再編を推進している。また、運行管理の可視化システムを活用し、トラックドライバーの拘束時間短縮に努めている。
これまで「サッポロビール九州日田工場」から出荷していた広島県と島根県エリアへの配送について、新拠点を経由することで、ドライバーの長距離運行を緩和し、トラックの回転率を向上させることがねらい。
また、食品飲料の配送においても、ポッカサッポロフード&ビバレッジが3月25日に埼玉県加須市に物流センターを新設する。これにより、これまで群馬県の「北関東物流センター」から配送していたエリアの一部を同センターに移管し、配送距離を削減するとともにトラックの発着や庫内作業の集中を緩和し、ドライバーの拘束時間削減を目指す。